ややな

ややな

腐女子の話すことなんで気をつけてみてくださいね

今さらな話。

ツキノフレンズ。4 に参加したとき書いてたやつ。今同人ぼやきを良く目にするから思い出して掘り出してみた。

 

2017/1/29
東京ビッグサイト

個人でのイベント参加は3回目。ツキウタでは初めて、さらに言うと東京ビッグサイトも初めて。(同人誌のあとがきの書き始めと同じようなこと言ってる…)わからないことも多かったのですが連れてってくれたみやびが慣れたもんだったので終始とても助かり、良きイベント参加となりました。びっくりするぐらい今さらの話で申し訳ないのですが、感じたことなど書いていきたいと思います。

まず初めは松でスペースとろうと思ってたのですが、ツキウタはアニメが終わった直後のオンリーということもあって、かなり盛り上がりそうでだんだん羨ましくなり…、申し込みがまだだったので、勢いで予定を変更しました。

ツキの本はもともと委託で出してもらう予定だったのを、しっかり「自分のスペース」で売ることになり、そこからがようやくしっかりした構えになった感じでした。

前回・前々回とは違うところがたくさんあったので、とても不安でした。

松の本は公式寄り・四コマ漫画本だったので、いきなり普通の等身の絵・ストーリー漫画を描かなくちゃいけなかったのがまずめっちゃ大変。
松絵のなにがいいというと多少下手でもあまり気にならないところとか、自分の絵柄を気にしなくてもいい点だと思います。それは自信がない人とか絵が上手くない人にとっては発表するハードルがグッと下がる。
昔から絵を描くのは好きだったし一定の自信もあって、あんまり躊躇なく公開していたけど、基本的に自分の絵に価値があるとは思っていません。少し様子見のつもりで絵をあげたりして、行けそうだなと思うまでほんとうに恐る恐る進めている感覚でした。

ネームも不安だったから少し添削してもらったりしました。ちゃんとした漫画、コマ割り、セリフ…どれも見よう見まね、高校生のときの授業中の落書きの延長線でした。原稿用紙も初めて使いました。(使いやすくてビックリした!)

その不安感は手を動かすことで徐々に緩和されていきました。手数が増えれば慣れたり上手くなっていくし、全体的にまとまりが出てくるとこう言う作風ということで見せ方を考えていけた。そもそも情報量が増えればそれなりに見えるもんだと思います。

ジャンルが変わったという点も本当に大きかった。特に松とツキウタ。とではもう何もかもが違うじゃないですか。前々から言ってるんですけど食い合わせ悪い感じある。(あんスタとツキなら食い合わせはいい、みたいな感じ。好きな層が被ってない的な)
母数が全然違うから、目に見える範囲が違う。
周りを気にせずに出来ていたことが、周りを意識せざるをえなくなって、急にしんどくなってしまいました。
そもそもブログでも始めようかなと思ったのは「同人活動やめたい」という内容を書きたかったからです。
また、同人活動ぐらいしかやることなかったんで、どうしてもそれが全てになってしまっていて、だからこそしんどい部分が出てきていました。

なんで絵を描くのかというと、それが好きで楽しいから。発表するのはひとつ区切りをつけるためだったり、人に見せられるクオリティを保つための基準みたいなものだったりする。
発表して評価されることだけが全てじゃないのに、ツイッターピクシブに絵をあげてその評価が常に誰のものも目に見えてる状況がとてもしんどかったです。
そういう人って完全にSNS向いてなくって。早く辞めろという話。

同人は趣味の世界なので、誰になにも言われない、自分の意思だけがすべての世界だなと思います。単純なうまいヘタではなくて、人の数だけ思いのある場所だと思います。だからこそそれが気持ち悪かったり、時には嬉しかったりしました。

物を作ることとそれが消費されることが目の前で直に行われている状況が慣れなかったし辛かったなと思います。一生懸命描いても消費は一瞬ですからね。反応のあるなしもリアルタイムで感じられてしまう。それがいい時はもちろんだけど、反応がなければ本当に辛い。
そういった状況が、単純に、あまり慣れていなかったなあと思います。
イベントの当日まではネットの世界が全てな感じがありました。

そういういろいろがあってイベント当日までのメンタルはボロボロ。冗談ですけど、一冊売れたらもう帰ろうと思ってました。

前までの「売れなくてもいいや」という心構えから「買ってほしい」と思うようになったから。
買い物から戻ってきて、椅子に座ってからすぐ一冊売れて、かなりホッとしました。
ネットのみの世界から、現実世界が広がった気がして、働きかけたことからレスポンスがあった感じで。
初参加でもないし、そんなこと良く考えなくてもわかるはずなのに、見失っていたんだなと思った瞬間でした。

本当に楽しかった。正直言って自慢できるほど売れてませんけども。


そういう意味でも本当にイベントは最高だった。ただ見は原則無理ですし、お金も先払いだから、確実にもらえる。
あんまりだったな、なんて思ってもそれが暗に作者に伝わることもない。
もちろん…これは私がそこそこ売れてちゃんと感想をもらえたから言えることなのですが。
一冊も売れない想定もしていたし、売れなかったら最高なんて軽くは言えなかっただろうと思う。
ネットが全てな気がしていたあの状況は辛かったし、現実を感じられてことが、もし売れてなかったとしてもよかったんだろうと思う。
本当に拙い点も多い。絵も話もコマわりも全部むちゃくちゃ。でも頑張った分以上のレスポンスをもらえて、自分のしたことが受け止められて少しでもなにかにつながっていく感じが感じられてよかったです。

描いてよかったなあと思ったし、またこういう体験を積んでいけたらと思ったので、またイベント参加して本作って売りたいなあと思っています。
ツイッターはやっぱり活発に動かせないけど、その分イベント会場での体験を良いものにしていきたいなあ。
いや、webの感じも好きだから、自分の負担にならない距離を探れればいいなと思います。目標!

自分の好きがそこだけで終わらない、変化していける。いろんな好きの集まる不思議な場で、わたしも自分の好きを上手に巡回していければいい。やめたいけどやめたくない、これが同人ドラッグ…!


数日たった今は結構楽しくピクシブツイッターも出来てて、適切な距離感や立ち位置を取れ出る気がします。
その日もらった言葉たちにずっと引っ張ってもらってます。ついでにはなりますが、感謝を伝えたい、ありがとうございました!
一言でも、もちろん言葉だけじゃないな、買ってもらったっていう圧倒的な事実。その人がその日その場所に来て、いいなって思って自分の所持してる金銭と交換してくれたって。なんとなく見てたツイッターでいいね押すのとはわけが違うと思います。

こういうのいつも情報量って表現してるんですが(多分適切ではない)、それがもう全然違う。

それを思うと5億いいねなくってもいいやって思ったし(嘘、ほんとはほしいけど…)、何冊でも本出しちゃいますよね〜。アハハ!

 

 …(書いてあったの終わり)

とのことです。なかなか興味ぶかいね。自分の文だから当たり前だけど、そうそう〜!って思いました。そう、この頃MAXでしんどかった気がする。今はのらりくらりやってて楽しいけど、それもこのときかがつけたことがいっぱいあって、なによりいろんな反応をもらえたからなんだよな。この体験、大事にしたいです。またイベントが近いですが…なんとか張り切って参りましょう。それでは!